今日は競技としての馬術競技の種類について書いていきたいと思います。
馬術競技は歴史も古くずっとオリンピック競技でもあります。
馬術競技は馬場馬術、障害馬術、総合馬術の三種目あります。
各競技について説明していきたいと思います!
いきましょう!
馬場馬術
馬場馬術はフィギュアスケートによく例えられます。
馬場馬術競技の四角で囲まれた馬場の中で行われます。
競技場のサイズは種目のレベルによりますが、20m×40mや20m×60mが多いです。
競技場の中にはアルファベットで地点が決められています。
競技の内容は大きく2種類あって、演技項目が決まっているものと自分たちで演技項目を決めるものです。
自分で決めるといっても完全に自由なわけではなく、時間や必須の項目などもあるのであくまでも自分たちで構成を決めていくという感じです。
演技の内容は例えば速歩で入場してC地点で停止とか〇地点から〇地点まで駈歩とか入場から退場まで動きが全て決められています。
決まっている動きをいかに正確に美しくやっていくかという競技になります。
複数の審判がいて各運動に対して1~10点を付けて点数を積み上げていきます。
各審判の平均点が一番高い人の勝ちになります。
いきなり障害を飛び越えるのはハードルも高いですし、危険も伴うので馬場馬術から始める方も多いです!
最初は簡単な競技から始めてみてください!
障害馬術
障害馬術は読んで字のごとく障害をクリアしながら進んでいく競技です。
障害のクラスは一番高い障害の高さが決められているだけで、どんなコースになってどんな構成になるかはコースデザイナーと呼ばれる人達がデザインします。
大体15個くらいの障害を飛び越えていきます。
通る経路が決められていて、全員同じルートを通って減点が少ない人が勝ちになります。
減点されるのは、障害のバーを落とした時、障害を拒止(きょし)した場合、制限時間を超えた場合です。
障害を拒止するというのは障害をジャンプしようとせず止まってしまうことです。
競技にもよりますが、 拒止は一回の走行で2回もしくは3回行ってしまうと失権となり、つまり失格になります。
障害を落としたり止まったりすると減点は4点になります。
制限時間を超えた場合の減点は4秒で1点です。
またルールの中には基準の時間に一番近い人が勝ちというものもあります。
減点0の人が複数いた場合はジャンプオフと呼ばれる延長戦みたいなことが行われています。
ジャンプオフでは減点が並んだ場合は走行タイムが一番早い人が勝ちなので減点0を狙いに行くか走行タイムを狙いに行くか駆け引きがあって面白いです。
走行中は一つでも障害を落としてしまうと減点がついてしまうのでかなりヒリヒリします。
見ているほうはハラハラしてとても面白いです。
総合馬術
総合馬術は馬場馬術、障害馬術、クロスカントリーの3種目を行い、総減点が一番低い人が勝ちの競技です。
馬場馬術と障害馬術は説明した通りです。
ここで新しいのはクロスカントリーです。
簡単に言うとクロスカントリーは障害馬術の屋外版です。
走行距離はかなり長くて2~3㎞くらいはざらです。
減点の方法は障害馬術とほとんど同じですが、クロスカントリーは障害のバーは落ちないようになっているので拒止と制限時間を超えた場合です。
拒止は1回20点で時間は4秒1点で障害馬術と同じです。
失権の条件は拒止が4回、もしくは同じ障害で3回あると失権です。
かなり広大な敷地を走り回るのでスケールと馬のスピードも危険もアップします。
大体2日間かけて3つの競技を行います。
1日目に馬場馬術、2日目にクロスカントリー、障害馬術を行います。
人にとっても馬にとってもかなりタフな競技になります。
例え完走しても最後にインスペクションという馬の状態チェックがあってそこでNGだと失格になります。
レベルが上げってくるとクロスカントリーと障害馬術は減点0になるので馬場馬術の減点で決まってしまったりします。
総合馬術で競技に出れるようになるまでは時間がかかるかもしれませんが、特にクロスカントリーは独特であんなスピードで走れることは滅多にないので非常にやりがいはあると思います。
ぜひ目標にして頑張って下さい!
まとめ
今回は馬術競技の3種類の競技を簡単に紹介しました。
乗馬を始めてみると今度は競技に出てみたい!という気持ちが出てくる人もいるかと思います。
出たい競技や出たい大会などを目標にしてみるのも良いと思います!
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