キリンビールの発祥の地がある「キリン園公園」をご紹介します。
正直に言って公園としては何の変哲もない公園ですがかの有名な「キリンビール」発祥の地であり歴史的な場所です。
普通に公園で遊びたい人にもおすすめですがキリンビールの歴史を感じたい人にもおすすめです!
キリン園公園の特徴
名前の通り「キリン」ビールと関係していてかつて工場があった場所になります。
公園のど真ん中に堂々とした記念碑があります。
かなり大きいです!
現在は隣に小学校があり、公園自体は小さい子向けの規模ですが小学生も比較的多い公園になります。
入口から見たらこんな感じで、目の前は小学校になっていて写真にはプールが見えています。
周りに坂が多かったりこじんまりした公園でパッとしないですが敷地内に大きな記念碑があります。
公園の全体像はこんな感じで、大きくはないですが小さすぎもしない感じです。
つまり、キリンビール発祥の地であり小学校に隣接しているのが大きな特徴になります!
公園の遊具
純粋に公園と楽しむにあたってどんな遊具で遊べるかを紹介します。
滑り台
ちょっと古めのタイプの滑り台だと思います。
登る所がかなり急で滑る所はギンギンで夏はとてつもなく熱くなるタイプです笑
ブランコ
ブランコもオーソドックスです。
ブランコはそんなにバリエーションはありませんがみんなが楽しめる遊具です。
砂場
こちらもかなりオーソドックスな砂場です。
入口の注意書きが英語でも併記しているとこからもこのあたりに外国の方が多く住んでいることがうかがえます。
洗い場
洗い場もあります。
砂場で遊んだり帰る前にきれいにして帰りましょう笑
広場スペース
ボールなどで遊べるスペースもあります。
記念碑に向かってボールを投げたり蹴ったりしていいのかわかりませんがみんなボールでも遊んでいます。
敷地の歴史
何度も申し上げていますが、この公園はキリンビール発祥の地です。
記念碑も建っており、案内版に記されていたことは要約すると“外国人が始めたビール工場をキリンビールが引き継いだものの関東大震災で壊れてしまった”という感じです。
ちなみにこの案内板の基礎になっているレンガはかつてのビール工場に実際に使われていたものだそうです。
以下案内板より抜粋
1870(明治3)年、アメリカ人ウィリアム・コープランドは横浜・山手にビール醸造所スプリング・バレー・ブルワリーを設立し、日本で初めて産業として継続的にビールの醸造・販売を行いました。コープランドはその功績から、「日本のビール産業の祖」と呼ばれています。1885(明治18)年、スプリング・バレー・ブルワリーの建物と土地は、日本在住の外国人経営の会社ジャパン・ブルワリーに引き継がれ、1888(明治21)年に「キリンビール」が発売されました。そして、1907(明治40)年、ジャパン・ブルワリーの事業を引き継ぎ麒麟麦酒株式会社が創立。1923(大正12)年の関東大震災まで、この地においてビールを醸造しました。石碑はこの地がキリンビール発祥の地であることを記念して、1937(昭和12)年に建立されたものです。
キリンビールのHPに詳細で分かりやすい記事もありましたので、興味のある方は合わせてご覧ください。
この他にも更に大きな記念碑もあります。
横浜の懐の深さを感じます。
隣の小学校の敷地内には「ビール井戸」と呼ばれる井戸があるようです。
ビールを醸造する時に使っていた水が出ていたそうです。
この場所に工場が出来たのはビールの醸造に適した水があったことが大きな理由だったようです。
横浜という土地には江戸時代から日本が転換していく時期に当たって外国人が多く住んでいたことから歴史の転換点となった出来事が詰まっているなあと感じます。
アクセス
住所:神奈川県横浜市中区千代崎町1‐25‐3
JRの山手駅とみなとみらい線の元町・中華街駅の間ぐらいにあり、どちらからも徒歩20分くらいはかかります。
公園としてはわざわざ行くところではないと思いますがキリンビール発祥の地として訪れたい方は行く価値はあると思います。
まとめ
キリンビールの発祥の地にある「キリン園公園」について紹介してみました。
公園としては一見普通の公園でそれなりに楽しく遊べる場所ですが場所柄、小学生がよく遊んでいたりしますが、一番は公園内でもひと際目立つ記念碑です。
公園で遊びたい方も歴史を感じたい方もぜひ立ち寄ってみてください!
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