【乗馬初心者向け】駈歩の乗り方と合図・コツ

kakeashi 乗馬

常歩速歩と記事を書いてきましたが、今日は駈歩について書いていきたいと思います!

駈歩とはどういう動きなのか、発進の指示、維持のコツについて書いていきたいと思います!

駈歩が出来るようになれば一通り出来るようになったといえると思います。

ここから先もまだまだ伸びしろはありますが一区切りになるポイントです。

それに駈歩で走れるってなんかカッコ良いですよね!

駈歩に悩んでいる方はこの記事を読んでたくさん練習していきましょう!

駈歩の基本

駈歩 左手前
この写真は左手前です!

駈歩のリズムは三拍子です。

厳密には常歩と同じで四肢が別々に動いているのですが、そのうち二本はほぼ当時に着地するので三拍子と言えます。

パカラッ、パカラッのリズムですね。

スピードは三つの歩様の中で一番速いです。

また、駈歩は左右非対称の運動で、左右の手前があります。

最初は見分けるのが結構難しいですが前脚が先に着地する方が手前になります。

例えば左手前だと左前脚で先に着地して、進んでいきます。

言葉では難しいので写真を見てみて下さい!

基本的に左回りで運動しているときは左手前で右回りで運動しているときは右手前です。

駈歩の時は馬の体が左手前なら左側に、右手前なら右側に湾曲します。

なので、手前を合わせていたほうが馬も走りやすいのです。

馬によっては苦手な手前もあったりして、反対手前の駈歩が出やすかったりもします。

基本的にはあまり良くないことなので左右均等に出来るように乗り手が配慮してあげます。

同じ手前ばかりだと同じ脚にばかり負担がかかるので運動は出来るだけ左右同じ量行います。

ちなみに競馬の場合は回る方向が競馬場によって決まっています。

ずっと同じ手前で走っていると馬の力を出し切れないのでカーブと直線で手前を変えます。

左回りだとカーブは左手前で直線に入ったら右手前に変えます。

直線からカーブに入るときはその逆ですね!

こうすることで馬を疲れにくくして最大限の能力を発揮させつつ疲労が蓄積しにくくしています。

ゴール前の直線で最後にもう一度手前を変えることで最後の一伸びをする馬もいます。

気になる方はレース映像をじっくり見てみてください。

人の体の動きは、腰は基本的に前後に動きます。

上下の動きも多少ありますが速歩に比べると小さいです。

他の歩様と違うのは首の伸び縮みが大きいことです。

手をずっと同じ所に置いておくと伸びたときか縮んだ時に手綱が緩んだり張りすぎたりします。

首の動きに合わせて手も前後に動かしてあげましょう。

そうすれば馬も動きやすくなります。

駈歩の発進

駈歩

常歩、速歩、駈歩の順番でスピードが出て行きますが、駈歩は常歩から出します。

常歩の方が馬の動き方近く、移行しやすいからです。

発進のコツとしては三つあります。

馬の姿勢

人のバランス

合図を出すタイミング

です。

先に少し書きましたが駈歩には手前があり、馬の体は湾曲しています。

常歩の時は真っ直ぐなので発進の合図を出す前に少し馬の体を湾曲させてあげます。

そうすることでスムーズに駈歩に移行出来るようになります。

体のバランスはそれに近いですが、馬が湾曲しているため、人のバランスは馬の真上ではなく少し内側に傾けます。

馬の形に合わせてあげて今から駈歩にするぞ、という合図の一部であるとともに馬が駈歩をしやすい姿勢を助けてあげます。

最後は合図のタイミングです。

駈歩の合図は少し変わっていて、例えば左手前を出したいときは右足を少し後ろに引いて内側の左足で馬を圧迫して合図を出します。

その時、馬の左前脚がでるタイミングで合図を出してあげると馬は駈歩に移行しやすいので、発進もやりやすくなります。

前提として馬に活発さがあること、指示が伝わりやすい状態になっていることがありますが、その上で上記三つのコツを心掛けていただくとスムーズに駈歩発進が出来ると思います!

駈歩の維持

駈歩の維持に悩んでいる方は結構多いのではないでしょうか?

維持するにはとにかくきちんと座る!これしかありません。

駈歩が止まってしまう原因は手綱で引っ張ってしまうか、馬の推進が出来ないかだと思います。

手綱を引っ張ってしまうのは馬上でバランスが取れず手綱に頼ってしまうからで、きちんと座ることが出来れば解決できます。

馬の推進をするにも正しい姿勢で内側の脚でしっかり馬を圧迫する必要がありますが、きちんと座れていないと正しい姿勢はとれませんし、脚も不十分になります。

またタイミングも非常に大切です。

駈歩が止まってしまう時は前兆があります。

スピードが落ちたり脚がばたついたりするので、そうした前兆を逃さずに、止まってしまうまえに推進することが大切です。

止まってしまってからガシガシやる人もいますが、個人的には逆効果だと思います。

一度止まってしまったらもう一度常歩からきちんと出し直しましょう。

駈歩を維持出来るようになるには遠回りに感じるかもしれませんが駈歩のスピードや動きになれてしっかり随伴できるように練習することです。

まとめ

今回は最後の歩様駈歩について書きました。

なかなか発進ができなかったり、発進しても直ぐに止まってしまったりと悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。

私なりに発進と維持のコツを書いてみましたが参考になれば是非実践してみてください!

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