今日は馬の歩き方とそれについていく人の動き(随伴)について書いていきたいと思います。
馬の歩き方は3種類あります。
それぞれ記事を書いているので気になる方は合わせてチェックしてみてください!
乗馬をしたことがある方は分かると思いますが、それぞれ馬の動きが違うので、乗っている人は歩き方に合わせて馬の動きを邪魔しないようにしてあげなくてはいけません。
最初はこれが結構難しいです。
私なりにコツとかも書いていきたいと思っていますので、最後まで読んでみて下さい!
常歩(なみあし)
人間でいうところの普通に歩いている状態です。
馬の動きは歩き方によってそれぞれリズムが違います。
なみあしは1,2,3,4と四本の足が別々に動きます。
スピードも出ないので乗っている人間の方は座っていれば馬の背中の動きに身を任せて自然と揺れるので、何もしないのが良いと思います。
運動の終わりのなみあしはクールダウンとしてリラックスして歩かせてあげればよいですが、運動の最初のなみあしは準備運動なのでそうはいきません。
馬は賢い動物なので基本的には自分から進んで人を乗せて運動はしてくれません。
もちろん馬の性格もありますが、すきを見せるとどんどんサボります笑
結構乗り手の技術はばれてしまうもので、馬になめられるとその後もなかなか指示を聞いてくれなくなります。
最初のなみあしで馬になめられないようにしましょう!
乗り手は馬に対して握っている手綱と馬体を挟んでいる脚で指示を出します。
なみあしの時は後ろ足が出てきた時に足が出てきた側のお腹をぎゅっと圧迫してあげましょう。
うまくいけば馬が少し活発に歩いてくれるようになります。
速歩(はやあし)
はやあしは人でいうところの早歩きに近いかなあと思いますが、歩いているのと走っているのの間くらいだと思ってください。
速足のリズムは1,2です。
対角線の足が同時に動きます。
つまり、左前脚と右後ろ脚、右前脚と左後ろ足が同時に動きます。
なみあしと比べてスピードもあり、馬の動きも大きいので恐怖心が出てきます。
はやあしの場合、人の動きは二つあります。
一般的なのは軽速歩(けいはやあし)と言って、馬のリズムに合わせて、鐙の上に立つと鞍に座るを交互に行います。
馬に跳ね上げられなくなるので楽な乗り方です。
馬が楽かどうかはわかりませんが、こちらのほうがスピードが出やすいので動きやすいのだと思います。
もう一つは正反撞(せいはんどう)といってずっと座っている乗り方です。
座っているほうが楽だと思うかもしれませんが、馬の背中が突き上げて来るので、かなり人の体が跳ねます。
バランスもとりにくく、人の体がバウンドして、落ちる恐怖心も出てきて、最初はなかなか乗っていられません。
うまく動きを吸収してあげてバウンドせずに鞍の上にしっかり乗れるようになれば上出来です。
ちなみに競技のうちの一つ馬場馬術では 正反撞 で乗ります。
なみあし→はやあしにしたいときは馬を両足でぎゅっと挟みます。
駈歩(かけあし)
最後はかけあしです。
要は走っている状態です。
リズムは1,2,3です。
正確には4本の足は別々に動いているのですが、乗っている側からすると3拍子っぽいです。
人の動きは前後にゆすられる感じです。
馬の揺れにうまく人が合わせてあげないと鞍の上で跳ねたりして馬が止まってしまうので上手に合わせてあげましょう。
私のイメージは腰を斜め前に押し込むイメージで乗っていました。
かけあしは一番スピードが出て、最初は結構怖いと思います。
そんな時でも手綱を引っ張ったりせず、バランスをとって馬に合わせて動いてあげると良いです。
かけはしは左右対称の動きではなく、手前というものがあります。
右手前と左手前があって、若干馬の体も湾曲しています。
基本は右回りの時は右手前、左回りの時は左手前です。
馬によっては苦手な手前があって、なかなか苦手な方をやってくれなかったりします。
基本的にはなみあし状態からかけあしに移行します。
出したい手前が右手前の場合若干右内側に体重をかけて、右足で馬のお腹を圧迫して、左足は少し後ろに下げます。
左手前の場合は反対にすればOKです。
まとめ
馬の歩き方を3種類紹介しました。
それぞれ人の動きも違って上手についていってあげると馬もそれに応えていい動きをしてくれます。
最初はかなり難しいと思います。
特に馬上で恐怖を克服して、バランスをとるのが難しいと思います。
これは実際に乗って学ぶしかないと思うのでたくさん練習してください!
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