【乗馬初心者向け】常歩の乗り方と合図・コツ

namiashi 乗馬

馬の三つの歩様のうち常歩の時の乗り方について今回の記事は書いていきたいと思います。

三つの歩様についても書いていこうと思いますのでよろしくお願いします!

速歩駈歩はこちらです!

常歩の時は漫然と乗りがちなのですが、野球でいうところのキャッチボールのような基本になりますので大切にしていきましょう。

一口に常歩といっても色々なタイミングで行いますのでシチュエーションごとに書いてきたいと思います。

ではいきましょう!

常歩の基本

常歩は4本の脚が別々に動きます。

乗っている人は左右に揺られるような動きになります。

スピードは出ないですし、上に跳ね上げられるような動きも出てこないので落ちたり怖くなったりといったことはほとんどないと思います。

人も馬も動きを確認するにはぴったりの歩様です。

軽視されがちですが、常歩はベースになる動きなので大切にしていきましょう。

脚を使っていくタイミングは馬の前足が出るタイミングで馬と逆側の脚を使いましょう。

例えば馬の左前脚が出るタイミングで人間の右足で脚を使ってください。

揺られる動きに合わせて脚をぎゅっぎゅっといった感じです。

ウォーミングアップの常歩

namiashi

馬にも人と同じようにいきなり運動を始めると怪我をしてしまうのでまずはウォーミングアップから始めます。

それが常歩です。

僕がのっていた時は最初の10分間くらいは常歩でウォーミングアップをしていました。

最初は手綱も緩めでまずは元気よく歩かせるように心掛けていました。

なので一歩一歩脚を使って馬を励ますようにします。

この時馬が元気になれば良いと言いましたが、好き勝手させることは違います。

これはどんな時でも共通ですが、主従関係としては人が上なので好き勝手させてはいけません

特に蹄跡(馬が通るべき道)を外れてしまったり、左右にフラフラさせません。

まずは真っすぐでよいので真っすぐ元気よく歩かせてください。

馬が動いてきたなと感じたら曲がったり巻乗りを入れてみてください。

指示通りに動いてくれるかを確認していきます。

常歩でできないことが速歩や駈歩でできるようには決してなりません。

常歩から一つ一つ積み上げていきましょう!

バランスもあるのでできれば左手前と右手前は均等にしてください。

活発さと意思疎通が確認できたら徐々に手綱を短くしていってください

この時に活発さが失われないように注意してください。

ここが出来れば速歩や駈歩に移行していきます。

運動中の常歩

cooldown

運動が始まると常歩が入るのは休憩する時が多いかなと思います。

休憩するにしてもまた運動を再開するので休憩しすぎないように注意が必要です。

活発さを維持しながら常歩をするのは結構難しいです。

速歩や駈歩をしていれば勝手に活発さはあるのですが、常歩は歩様がゆっくりな分気を抜くと馬の気持ちも抜けてしまします。

緊張感を保ちつつ、体を休ませましょう。

かと言ってやることは特に変わりません。

しっかり歩かせることと意思疎通の糸を切らさないことです。

手綱は少し緩めてあげてもいいと思いますが、手綱を緩めたときに馬がハミを取りに来ずに歩いていると少し注意が必要です。

馬がまだコントロール下に入っていない可能性があります。

休憩中に馬との関係を修復しましょう!

うまく常歩を続けられれば次の運動もスムーズに始められます!

クールダウンの常歩

kusa

最後に運動が終わった後のクールダウンの常歩です。

クールダウンだからと言ってただ歩かせればよいわけではありません。

手綱は伸ばして馬は動きやすくしてあげて良いです。

元気いっぱいに歩かせてあげてください。

ただ自分勝手に動いたりだらだら歩くことは許してはいけません。

たまにもう終わったと思って草を食べようとする馬もいますが、これは断固としてさせてはいけません。

人がのっている間は主従関係は人にあります。

それは崩してはいけません。

馬を育てるのは時間がかかりますが、馬がダメ(競技馬として)になるのはすぐです。

良い運動を続けられないと競技馬としての質はどんどん落ちていきます。

信頼関係と同じですね。

なのでいうことは聞かせないといけません。

ウォーミングアップや運動中ほど神経質になる必要はありませんがとにかく元気よく歩かせて、練習中に右に曲がりにくいとか矯正したいところがあったりしたらちょっと試してみたりしながら基本的にはリラックスして歩かせてあげてください。

人がバランスをとる練習としたりしても良いと思います!

とにかくただの休憩の時間はないということです。

馬術は他のスポーツと違って馬がいないと本番の練習は出来ません。

馬に乗れる時間を大切にしましょう!

まとめ

シチュエーション毎に常歩の乗り方を書いてみました。

常歩で活発に歩かせられるようになれば結構上手になってきていると思います。

最初は馬が全然指示を聞いてくれず心が折れ掛けますが頑張ってください!

そんな状況から常歩をしっかり歩かせられるようになれば自信を持っていいと思います!

いつも戻ってくる原点は常歩です!

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