今日は馬の蹄鉄について書きたいと思います。
人間に例えると靴みたいなものです。
英語でもhorseshoeというくらいです。
私は装蹄師さんではないので本当に詳しいところまでは分かりませんが、基本的な所をお話ししたいと思います!
蹄鉄ってどんなもの
蹄鉄自体は写真とかでは見たことがある方も多いのではないでしょうか?
U字型でポツポツ小さいあなが空いているあれです。
材料は、乗馬用は恐らく鉄が中心ですが、競馬用はアルミです。
見た目も乗馬用の方はごつくてしっかりしている感じで、競馬用は薄くてしゅっとしている見た目です。
実際に持ってみるとさらによく分かって、競馬用のほうが明らかに軽いです。
普段は競馬用のものに触れる機会はないのですが、初めて持ったときは結構驚きました。
馬によっても違うので突き詰めるとかなり深い世界です。
どうやって蹄鉄を付けているの?
蹄鉄はどうやって馬につけていると思いますか?
答えは鋲を打ち込んで留めています。
ドキッとするかもしれませんが、馬の爪に打ち込んでいるので馬は痛くありません。
私達が爪を切っても痛くないのと同じですね。
乗馬馬の場合は1ヶ月に一回程度蹄鉄を付け直します。
馬も爪が伸びるので蹄鉄はそれに追従できません。
なので蹄鉄を付け直す必要があるのです。
具体的には装蹄師さんに来てもらって、まずは固定している鋲を抜いて蹄鉄を脱がせます。
裸足になった状態です。
次に馬の爪が伸びているのでケアも兼ねて爪を切ります。
その後いよいよ蹄鉄を付けるのですが、馬の爪の形に合わせるため、焼き鏝みたいに蹄鉄を押し当てて爪にぴったりになるように蹄鉄を微調整していきます。
形が整ったら鋲を打ち込んで、外れないように鋲の先端をかえしのように爪に引っかかるように曲げて終了です。
それを四肢とも行うので結構重労働です。
なので装蹄は結構月に一回の大イベントです。
馬達はスッキリしているかどうか分かりませんが、毎月の必要なケアです。
装蹄代は一頭あたり一回一万円位します!
結構高いですよね…
こういったものが積み重なって馬の維持費というか預託料があがっていくのですね…
しかし、蹄鉄をしていないと爪の病気になってしまったりするので必要な作業になります。
まとめ
蹄鉄に少し親近感が湧いてきましたか?
馬達はそれぞれの脚にオーダーメイドの靴を履いているようなものです。
そう考えると結構贅沢だなと私は思ったりします笑
たまにはじっくり馬の爪の裏を見てみてください!
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