乗馬に関する記事をいくつか書いてきました。
大人になってから馬に乗る機会はあってもそれ以上に馬と直接触れ合う機会ってほとんどないと思います。
ただ、何度も何度も同じ馬に乗っているとどんどん愛着がわいてきてもっと触れ合う機会がほしいなあとか思ったりするものです。
そんな方に向けて実際のところ馬の世話ってどうなの?ってところを赤裸々に話していきたいと思います!
食事
馬も動物なので食べないと生きていけません。
触れ合える馬は人参ばかり与えられているイメージがあるかと思いますが、主食が人参なわけではありません。
草食動物なので草を食べます。
「乾草」と呼ばれる文字通り乾燥させた草や「ヘイキューブ」と呼ばれるブロック状に固められた草を食べています。
そのほかに私がいたところでは「優駿」と呼ばれるペレット状の見た目はドッグフードみたいなえさと「ふすま」と呼ばれる潰しただけの麦をあげていました。
たまに栄養補助的なサプリメントとかも混ぜたりしていましたがベースはそういった餌達でした。
朝昼晩と三回与えていました。
飲み物は普通の水道水でした。
運動終わりなど放牧していると自分でその辺に生えている草もむしゃむしゃ食べていました。
そこまで馬体重の管理をしていたわけではなかったので馬体にあわせて毎日決まった量を与えていました。
餌は麻袋とか紙袋に入っていて20kgとか30kgくらいの重さで結構な重労働でした。
馬の部屋
馬は一頭一頭馬房と呼ばれる部屋に入っていました。
床はコンクリートなのでそのままだと脚や体を痛めてしまうので、マットを敷いたり藁もしくはウッドチップを敷いていました。
ハムスターのケージみたいな感じでたっぷりふわふわに入れてあげます。
犬や猫みたいに決まった場所で排泄してくれるわけではないので半日毎に部屋の掃除をします。
主にはボロと呼ばれるいわゆるうんちを拾い集めます。
藁の場合はおしっこで塗れるので毎日藁を入れ替えて、濡れた藁は天日干しして再利用していました。
チップの場合はおしっこのところが水分を吸って変色するので、汚い部分を取り除いて、どうしても汚くなったら新しいチップに入れ替えていました。
まあこれが結構な重労働で、やれどもやれども終わらないという感じでした。
よくもまあ毎日やったなあと思います。
やり始めて一年くらいで体重が10kgくらい落ちました!
もともと太っていたのも原因ではありますがね…
冬の夜など寒いときは「馬着」という馬用の防寒着を着せてあげます。
まとめ
馬の衣食住のお世話について話しました。
馬に乗っている時間より世話をしている時間の方が正直長いです笑
ただ、人間でいう日常生活なので、ここが乱れると体調を崩したり病気になってしまったりするので責任を持ってやらねばなりません。
華やかは世界の裏にはこういった地道な毎日の積み重ねがあるのです!
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